ぬめりが強いもの。
シタビラメの目は、右か左側のどちらかに寄っていますが生まれたては頭の左右にあって、水表近くを普通の魚の様に泳ぎます。
しかし20日前後で一方の眼が頭の背面をグルリと通って
右か左かのどちらかに引っ越します。
向かって右目がグルリと回って左側につくのが、「ウシノシタ科」
向かって左目がグルリと回って右側につくのが、「ササウシノシタ科」です。
目が左によっているのが分かりますか?
ウシノシタには、いろいろと昔から謂われがあるようだ。
中国では、ウシノシタのことを鞋底魚(アイテイギョ)という。
カレイやヒラメとあわせて比目魚(ピムユイ)ともいう。
この名前のいわれは、牛肝の形をしていて目が一つしかない。
それで泳ぐのに不便だから仲良く2匹が連れだって行く。
産地は、瀬戸内海、有明海。
あまりじっくり見たことはないと思いますが、
吻(口)がひん曲がっているのが分かりますか?
カレイとは違いますね。
すなわち目を比(なら)べるから、この名があるとも言われている。
秋から春先までかなり長期間おいしい時期が続きます。
岡山で言う「黒ジタ」というのは、「黒ウシノシタ」ではなく、「コウライアカシタビラメ」
のことです。
「黒ウシノシタ」は、”黒ぶち”と言われ嫌われます。
昼間は、砂泥底の中に潜って、小さな目だけを出し、夜間にはい出してエサを探します。
小さなゴカイやエビ・かにを食べます。