FISHES

[ 市場で扱う魚 ]

ワタリガニ(ガザミ)

夏が旬 冬が旬
渡り蟹(蝤蛑) Swimming crab 十脚目ワタリガニ科

目利き

甲羅の硬いもの、比重の重いもの。活きていても比重の軽いものはダメです。



第五脚(遊泳脚)の付け根の部分の膨らんでいる所を抑えて固ければ、
身が詰まっている証拠です。”


名前の由来

ガザミは、別名「ワタリガニ」と呼ばれます。なぜかというと夜、海を渡り歩くことからついた名前です。
渡るといっても歩いて渡るのではなく、泳いで渡ります。
英名の「swimming crab」というのもよくわかりますね。
泳ぐためにほかのカニと違って、第五番目の足が偏平になっていて泳ぎやすくしています。

この足のことを「遊泳脚」と呼びます。
また泳ぎ方は、「横泳ぎです。」



扁平になっている脚が、遊泳脚(第五の脚)です。


産地

瀬戸内海のものが一番です。


旬時期

9月まではオス蟹がよく、10月ごろは雌雄どちらも変わらない時期です。
11月~12月になるとメスが卵を持つのでメスがよくなります。


その他

ガザミ雄、雌の見分け方

上側が”オス”です。
”ふんどし”と呼ばれる部分が
小さいですね。


こちらが”メス”です。
”子”を持つので、”ふんどし”と呼ばれる部分が
大きいですね。