生ものは、指で押すと皮膚の色が変わり吸盤は吸い付きます。
足は短くて太いものが良い。
タコのタは手である。
コは、ナマコやカイコのコと同じ、つまり”手の多いやつ”
と言う意味だそうです。
”octopus”は、ギリシャ語のoctopusからきている。”octo”は、
8度音程をオクターブというように、8の意味。
”pous”は足だから、「8本足」という意味だそうです。
マダコは世界中の沿岸部に棲んでいるが、そのグロテスクな形から、
イタリア人、スペイン人以外の欧米人がデビルフィッシュ(悪魔の魚)
とよんで気味悪がられる。
しかし近年では、タコは、一種の精神状態になったとき、自分の腕を食べてしまうことがあります。
これは腹が減ったから食べるのではありません。
また、保護色、墨を吐くなどの
防衛機能があり、性質も用心深いのである。
タコの足の吸盤の力は、タコ自体の体重の20倍の荷重をかけても離すことが
出来ないらしいです。
タコは、エビやカニなどの甲殻類や貝類が大好物です。
しかしこんなタコでも”ウツボ”が大の苦手です。
産地は、三陸以南の暖かい海域ですが、なんと言っても瀬戸内海が一番です。
中でも潮の流れの速い下津井、明石で捕れるものが一番です。
“マダコの旬は、産卵期の夏で、岩陰や海藻の間などに卵の入った卵のう
を産み付けますが、
”麦藁(むぎわら)だこ”とか”土用のタコ”といわれるのはこの時期です。”
一般にタコの絵に描かれている”ひょっとこ”のような口は口ではありません。
「漏斗(ろうと)」と名付けられた一種の排泄器官です。
排泄物はもちろんのこと酸素を得たり、黒い墨を吐いたりします。
本当の口は、向かって右側の写真が示しているとおり
足の付け根にある部分です。
普通私たちが「タコの頭」と呼んでいる部分は実は”胴”です。
この中に内臓がいっぱい詰まっています。