正面から見て、目玉が飛び出しているもの。
また腹の色が黄色でないもの。
”チヌ”の語源について調べてみると、和泉の国と淡路の国との間の”茅渟海”(ちぬのうみ)
からきているようです。
今の大阪湾一帯で多く獲れたことから由来しているようです。
東京では、稚魚のことを”チンチン”と呼ぶらしい。
”チヌ”がなまったものなのか、生まれてから一年魚は、皆オスだからなのか?
チヌは、生まれてから1年で12cmぐらいになります。
この1年魚の頃は、全てオスです。
2年魚になると、20cmぐらいになり「雌雄同体」になります。
3~4年魚で25cmぐらいになりオス、メス両性が入り混じります。
5年魚で30cm以上となり、大部分がオスとメスが分かれます。
一般に3年以上は、メスが大部分です。
主に瀬戸内海産。
岡山では、秋頃のチヌが珍重される。
チヌは非常に警戒心の強い魚だとされていますが、その原因は人里近くに住んでいる
ことにあるようです。また視覚もよいです。
時に汽水域から、淡水域にも生息します。
マダイとの違い。
強いて言えば、吻の部分(口の部分)が、
マダイに比べてとがっている。
エビやカニなどの甲殻類、ゴカイ、貝など。
また人間生活の近いところにも住んでいるので生活排水が流れ込む度合いも高くなるのでサツマイモ、カボチャ、キュウリや大根まで食べています。