色が鮮明でぬめりの有る物、腹の固いもの。
キュウセン:メスの体側に走る点状の筋が、”九本”ある所からといわれています。
ギザミ:刻(ギザ)のある魚の意。
9本あるか数えてみて下さい。
ちなみに、”ベラ”の名前の由来は、海草の間や岩の裂け目をヘラヘラと
泳ぐことからきているらしいです。
”ヘラ”とは平たくてしなやかという意味です。
ギザミに限らずベラ類の変わっている所は、体を横にして眠る事です。
(モビウスという人が発見した。)
夜は砂中に潜って眠り、朝になると砂からでてきて活動します。
冬は、砂中に潜り冬眠します。
ベラは、朝の食いがよく、夕方からサッパリダメというのはこのためです。
水温が15℃を切ると、砂の中にもぐってしまいます。
つまり冬には冬眠してしまうのです。
6月~10月頃までが産卵期です。
主に瀬戸内海産。東日本ではあまり好まれてられませんが、
西日本では、食べ好まれて食べられています。
初夏から秋口にかけてが旬となります。
キュウセンは、雌から雄へ性転換します。
それに伴って体色も赤→青に変化します。
また生まれながらの雄も存在します。
上がオス、下がメスです。
灰色っぽい色に赤い斑点がたくさんあるのが、オス。
黄色い尾びれに少量の赤い斑点があるのがメス。
キュウセンの食べ物、生態
甲殻類や、貝類、ゴカイに海草ほとんど雑食に近いです。
日本の中部以南、韓国から南シナ海にかけて広く分布している。