以前にも述べたように岡山では、サワラを刺身で食べる習慣があります。
そのため鮮度の良いサワラが毎日入荷してきます。
(日本で一番鮮度は良いでしょう。)

入荷したサワラがセリ落とされるまでを少し見てみましょう。

市場に入荷したサワラは、
まず大きさ、鮮度ごとに
仕分けされ山にされます。
上の図では、画面中央の
山がそうです。
山ごとの合計のキロ数を白い札に書いていきます。
手前にある山ほど良い値がつきます。
向かって左側にある山もサワラです。
山ごとにセリ落とされていきます。
買受人さんがセリ前に
下見をします。
A.M4:30 いよいよセリの開始です。
岡山では、まずサワラからセリが始まります。
年末以外は、年間を通してだいたいA.M4:30からセリが始まります。
セリといえば、買受人が皆”指”を頭の上に出して威勢良く競っている風景を
頭に思い浮かべるかもしれませんが、
ことサワラについてはまず指を他人が見えるような位置には出しません。

なぜなら自分が出している指を他の人に見られて自分の欲しいサワラを
他の人に”セリ”落とされたくないからです。
(じゃんけんで後出しするとまず勝てますよね。それと同じで
他人の出した金額より高い金額を提示すれば自分側に競り落とすことが
出来るからです。)

それだけ争いが熾烈で、皆サワラが欲しいという事です。
セリ落とされたサワラは、
どんどん運び出されていきます。
<<サワラの漁法へ      サワラ通への道Topへ       岡山県地域別の食べ方へ
何を見ているのかな?