サワラのさばき方


一般の方がサワラを食べることはあっても、サワラをさばく事は、
ほとんどないと思います。
しかしここでは、サワラ通を目指すため、サワラのさばき方の、
全工程を表示します。



1.まず、胸鰭、鰓を取ります。次に頭を取ります。
  今回は、鰓の所から、先の部分を切り落としました。



2.内臓を取り出すために、腹の部分をさきます。
  この際、通常は、頭の方から包丁を入れますが、
  この時期(4~5月頃)のサワラは、真子又は白子を
  持っているので、肛門部から包丁を逆に入れ腹をさいて
  いきます。
  こうする事で、包丁の入れすぎを防ぎ、真子を傷つける
  心配がありません。
  
  真子を傷つけない様に取り出します。



3.背骨の所に、血合いが沢山付いているので、これを水で
  きれいに洗い落として下さい。この血合いは、だいたい
  どの魚にもありますが、特に、サワラ、カツオの類は、
  この血合が多いようです。

  きれいに洗い落とせたら、”カマ”の部分を切り落とし、
  いよいよ、3枚におろします。



4.3枚おろしにします。出刃包丁を使ってきれいに片身をはずします。
  身が大きいので、少し小さめの出刃を使うといいでしょう。



今回さばいたサワラと”真子”です。真子はオレンジ色の強いものを選びましょう。




ミニ知識

赤丸の部分は、血が固まっている部分です。
なぜかというと、サワラを船に引き揚げる時
”ギャフ”を打ちますがその時の傷です。
という事はこのサワラは”釣り”という事
になりますね。
魚屋さんは、そこまできちんと見分けます。

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